毎日スキンケアを続けていても、間違った方法でケアをしていてはお肌は「保湿」されません。この記事では、お肌にとって「保湿をすること」がなぜ重要なのか、肌質別の保湿方法や、おすすめの製品までをご紹介していきます。
記事を読んで、正しい保湿の方法や製品の選び方を知っていきましょう。まずは、保湿はなぜ重要なのかを説明していきます。
「保湿」はなぜ重要なの?
美肌を手に入れる為には、「保湿」がとても重要です。なぜなら、保湿をすることで多くの肌トラブルを予防することができるからです。保湿をすることで、次のような効果があります。
・乾燥による小ジワを予防する
・乾燥による肌のカサつきや皮剥けを防ぐ
・乾燥による顔のくすみを防ぐ
正しく保湿をすることで、お肌は潤います。乾燥が原因の小ジワやカサつき、顔のくすみを予防して、滑らかで整ったお肌を維持することができるのです。
さらに、乾燥によって起こるテカリやニキビトラブルも防ぐことが可能です。詳しく理由を説明していきます。
乾燥すると皮脂が過剰に分泌される
肌は、乾燥が原因で皮脂が過剰に分泌されることがあります。過剰に分泌された皮脂は、顔のテカリやニキビの原因になり、肌荒れを引き起こすのです。
お肌には「自分で潤いバランスを取ろう」とする機能があります。乾燥していると、肌の保湿の為に皮脂の分泌が活発になるので、テカリやニキビトラブルが起こりやすくなってしまうのです。保湿をして肌を「乾燥させない」ことは、結果としてテカリやニキビの予防に繋がります。
「保湿ケア」の肌への効果は?
お肌の保湿をすることは、様々な肌トラブルの予防になることがわかりました。じつは、保湿ケアの効果は、お肌のトラブル予防だけではありません。保湿をしてお肌が潤うことで、お肌の見た目も変わっていくのです。保湿をするとお肌の見た目はどのような変化が起きるのか、詳しくご紹介していきます。
保湿をすると「ツヤが出る」
お肌を正しく保湿すると、肌には自然な「ツヤ」が出ます。ツヤのあるお肌は、乾燥による小ジワも目立たなくする効果があり、内側からのハリも出て見えます。保湿をしてツヤを与えれば、実年齢よりもお肌が若く見えるのです。
保湿をすると「肌のキメが整う」
お肌を正しく保湿すると、肌は「キメ」が整います。お肌が乾燥している場合、肌内部は水分不足で隙間ができます。そうなれば肌はごわつき、毛穴も開いて見えるのです。
保湿をして水分を含んだ肌内部は、ふっくらと整います。キメが整うことで、毛穴も目立ちにくくなって滑らかなお肌になっていきます。
このように「保湿」をすることは、肌の見た目も美しく整える効果があります。美肌を手に入れる為の正しい保湿の方法は、次の章でご紹介していきます。
【肌質別】正しい保湿の方法
トラブルのない美肌を手に入れる為には、「正しい方法でお肌を保湿すること」が重要です。ですが、お肌の状態は人によって異なります。この章では、肌質別に正しい保湿の方法をご紹介していきます。
今回は、一般的な保湿ケアとして「化粧水と乳液(またはクリーム)」を使った方法でご紹介していきます。
乾燥肌の正しい保湿の方法
乾燥肌の場合、保湿のコツは「クリームを重ねて使う事」です。化粧水の後に使用する保湿製品は、保湿効果が高い「クリーム製品」を選びましょう。クリームは、乳液などに比べると油分も多く含まれている為、長時間の保湿効果が期待できます。
乾燥が特に気になる部分には数回重ねて使うことで、さらに保湿効果がアップします。
乾燥肌の正しい保湿手順
① 化粧水は、コットンよりも手でつけるようにしましょう。コットンによる摩擦は、乾燥しているお肌に負担になる場合があります。化粧水を手の平に出して、顔を両手で包み込むように擦らずに馴染ませていきます。
② 化粧水を全体に馴染ませたら、数秒間手の平で顔を包み込みハンドプレスをしてください。手の体温で美容成分を浸透させましょう。
③ クリームをパール粒大ほど手に出します。両手の平全体に広げたら、顔全体に薄く伸ばしていきましょう。化粧水をつけた時のように、手の平全体で顔を包み込むように馴染ませていきます。
④ 乾燥する部分(頬、口周り、目周りなど)に、クリームを重ねていきます。少量のクリームをとって、塗っていきましょう。さらに乾燥が気になるようであれば、この工程を繰り返します。
⑤ クリームがしっかりと顔に馴染んでいるかを確認しましょう。ヌルつきがあれば量が多すぎます。ティッシュオフをして余分なクリームは取り除いておきましょう。
脂性肌の正しい保湿の方法
脂性肌の場合、保湿のコツは「パーツごとに量の調節をする事」です。顔全体に同じ量をつけるのではなく、保湿が必要なパーツを見極める事が重要です。使う製品は、オイルフリータイプの乳液や、油分が少ないジェルクリームなどがおすすめです。これらの製品は配合されている油分が少ないので、脂性肌でも安心して使うことができます。
脂性肌の正しい保湿手順
① 化粧水は、コットンで使いましょう。コットンに500円玉大ほどの化粧水を含ませて、顔の余分な皮脂を拭き取るように使っていきましょう。皮脂の出やすい鼻周りやおでこは、特に丁寧に拭き取るようにしましょう。
② 手の甲に、パール粒小程の乳液を出します。手の平側に出してしまうと、手の平の油分と乳液が混ざってしまう可能性があります。必ず手の甲に出してから、顔につけていきましょう。
③ 乳液を手の甲からとり、皮脂の少ない指の腹部分を使って塗っていきましょう。人差し指、中指、薬指の3本を合わせて使うことで、時間をかけずに広範囲に伸ばすことができます。まずは、頬から伸ばしましょう。
④ 頬の次は目元、口周りの順に乳液を馴染ませていきます。足りないようだったら、少量足してください。
⑤ 余っている少量で、おでこと鼻周りに塗っていきましょう。皮脂が出やすい部分なので、塗る量を少量にすることがポイントです。
⑥ 最後に、顔全体をティッシュオフします。顔についている余分な油分を取ることで、顔のテカリなどを防ぐことができます。
混合肌の正しい保湿の方法
混合肌の場合、保湿のコツは「パーツごとに製品を使い分ける事」です。混合肌とは、「乾燥と油っぽい部分」の両方を持ったお肌です。おでこや鼻周りは軽めの乳液を、頬や口・目周りにはクリームを使うようにしてください。
混合肌の正しい保湿手順
① 化粧水はコットンで使いましょう。コットンに500円玉大ほどの化粧水を含ませて、皮脂の出やすい鼻周りやおでこの余分な皮脂を拭き取るように使っていきます。頬や口周りは、摩擦が起きないように軽くパッティングをするようにつけましょう。
② 乾燥しやすい頬や口周り、目周りを先にケアします。クリームを少量とり、手の平や指で塗っていきます。頬はハンドプレスをして、美容成分を浸透させましょう。
③ 軽めの乳液を、おでこ、鼻周りにつけていきます。少量を手の甲に出して、指の腹部分を使って塗っていきましょう。
④ 乾燥部分に保湿が足りない場合は、少量のクリームをさらに重ねておきましょう。
⑤ 最後に、おでこ・鼻周りをティッシュオフします。余分な油分を取り除いておきましょう。
保湿ができるおすすめ「化粧水」
保湿ができるおすすめの化粧水をご紹介します。自分に合わせた選び方から確認していきましょう。
保湿化粧水の選び方
化粧水は、とろみがあるものや浸透が良いもの、拭き取りタイプのものなどがあります。肌の乾燥が強い場合は、とろみがある化粧水を選ぶようにしましょう。汗ばむ季節などは、浸透が良い化粧水の方が快適に使うことができます。脂性肌の人は、余分な皮脂を取り除くことができる「拭き取り化粧水」が最も適しています。
- 乾燥肌
- 脂性肌
- 混合肌
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- とろみがある化粧水
- 保湿成分が配合されているもの(ヒアルロン酸、セラミド、グリセリンなど)
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- 拭き取りタイプの化粧水
- 浸透が良いタイプで、とろみがないもの
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- 浸透が良い化粧水
- とろみがある化粧水(乾燥部分)
- 拭き取りタイプの化粧水(Tゾーン)
おすすめ化粧水「乾燥肌」
■肌ラボ/極潤プレミアム ヒアルロン液
■価格 1,089円(税込)
■製品特徴
7種類のヒアルロン酸配合の、とろみのある高保湿化粧水です。化粧水ですが、使い心地は美容液のよう。塗った後のもっちり感も続き、乾燥している肌をしっかりと潤わせてくれます。
おすすめ化粧水「脂性肌」
■ちふれ/ふきとり化粧水
■価格 605円(税込)
■製品特徴
さっぱりとした使い心地が特徴の「保湿成分トレハロース」が配合された拭き取り化粧水です。顔の余分な油分や汚れを拭き取って、清潔なお肌に整えてくれます。
おすすめ化粧水「混合肌」
■ナチュリエ/ハトムギ化粧水
■価格 715円(税込)
■製品特徴
潤いだけではなく、日焼け後の火照りなどを鎮静させる効果もある化粧水。天然植物成分ハトムギエキスが配合されていて、ベタつかずに保湿ができます。コットンでも手でも効果的に使用可能なので、混合肌にぴったりのお化粧水です。
保湿ができるおすすめ「クリーム・乳液」
保湿ができるおすすめのクリーム・乳液をご紹介します。自分に合わせた選び方から確認していきましょう。
保湿クリーム・乳液の選び方
乳液やクリームは、さっぱりタイプから高保湿の製品まで種類も様々です。肌の乾燥が強い場合は、硬めのクリーム製品を選ぶようにしましょう。硬めのクリームは、油分を多く含んでいる特徴があります。脂性肌の人は、オイルフリーと記載があるものや、ジェルタイプを選ぶようにするとベタつきません。混合肌の人は、2製品を使い分けることをおすすめします。
- 乾燥肌
- 脂性肌
- 混合肌
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- こってりしたクリーム
- 少し硬めのクリーム
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- オイルフリーと記載のある製品
- ウォーターベースタイプ
- ジェルベースの軽めのクリーム
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- こってりしたクリーム(乾燥部分)
- オイルフリーや、ジェルベースの軽めのクリーム(Tゾーン)
おすすめクリーム・乳液「乾燥肌」
■ジュリーク/ローズクリーム
■価格 6,050円(税込)
■製品特徴
ローズのオイルがたっぷり配合された高保湿クリームです。こっくりとしたつけ心地なのにベタつかず、乾燥しているお肌に潤いを届けてくれます。まるで、本物の薔薇があるかのように感じる香りもおすすめのポイントです。
おすすめクリーム・乳液「脂性肌」
■エトヴォス/薬用アクネVCクリームジェル
■価格 4,950円(税込)
■製品特徴
脂性肌のお悩みに多い「ニキビケア」もできる乳液です。オイルフリー処方なので、つけ心地もさっぱりとしているのが特徴です。
おすすめクリーム・乳液「混合肌」
■ドクターシーラボ/アクアコラーゲンゲル スーパーセンシティブEX
■価格 8,580円(税込)
■製品特徴
高い保湿効果があるのにベタつかない、セラミド配合のジェルクリーム。使い心地はさっぱりとしていますが、肌にしっかりと水分を与えて保湿をしてくれます。オールインワンクリームなので、これ1つでスキンケアが完了します。
正しい保湿をして「美肌」をキープしよう
今回は、美肌の為には「保湿」が重要なことや、肌質別の正しい保湿方法をご紹介しました。お肌の調子が良いとその日の気分も変わります。正しい保湿ケアを続けて、いつまでも若々しい「ツヤ肌」を目指してみてはいかがでしょうか?
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