秋のスキンケア2つのポイント|正しい保湿ケアで「透明感」を出す

 

スキンケア

「美肌」を手に入れるためには、季節に合わせたスキンケアのポイントを知っておくことが大切です。特に秋のお肌は、夏に受けたダメージで「肌のくすみ」が出やすい季節です。この季節に必要なスキンケアを正しく行うことで、くすみトラブルの起きにくいお肌にすることができるでしょう。

この記事では、秋のスキンケアの2つのポイントや、秋のスキンケアにおすすめの化粧品もご紹介していきます。今の時期の正しいスキンケア方法を知って、季節の変化に負けないお肌を育てましょう。

さっそく、秋のスキンケアのポイント2つからご紹介します。

この記事を書いた人

kanako

Kanako

Twitter Instagram

美容家/ライター。スポーツジムにて、ストレッチ・エアロビクス担当のインストラクターとして勤務。その後、大手外資系化粧品会社にて美容部員、セミナー講師などを歴任。メイクアップアーティストとしてメイクショーを全国で行い、のべ2万人を超える女性にアドバイス。一人一人のライフスタイルや肌質、好みに合わせた正しいスキンケアや製品の使い方を発信中。化粧品検定1級/アロマ検定1級保持

秋のスキンケアのポイント2つ

秋のスキンケアのポイントは、以下の2つです。

・お肌の角質ケア
・お肌の保湿ケア

この2つのポイントを取り入れたスキンケア方法を続けることで、季節の変化が原因の肌トラブルが起きにくくなるでしょう。

秋のスキンケアの2つのポイントの具体的な方法を解説する前に、秋の肌の特徴から説明していきます。秋のお肌には、一体どんなことがおきているのでしょうか?

「秋の肌」の特徴

夏の強い紫外線を浴びた後のお肌は、「角質が厚くなりやすい」という特徴があります。なぜならお肌は、夏の紫外線から肌内部を守ろうとして、角質層を厚くするからです。肌表面に古い角質が溜まると、肌本来がもつ透明感がなくなってしまうのです。

さらに、厚くなった角質はスキンケアの美容成分の浸透も悪くします。必要な潤い成分が角質層の内部に届かないと、肌はさらに乾燥してしまうのです。乾燥したお肌は「くすみ」を目立たせます。お肌に透明感がなくなり、どんよりとした印象になってしまうのです。

次は、秋の肌に必要な「角質ケアと保湿ケア」の方法をご紹介していきます。正しいスキンケアの方法を知って、「お肌の透明感」を引き出しましょう。

秋のスキンケアその1:お肌の角質ケア

秋のスキンケアでは、お肌に合わせた角質ケアを取り入れましょう。角質ケアとは、お肌の表面にある不要になった古い角質を取り除くスキンケアです。主なやり方としては、3種類の方法があります。

「スクラブ剤」を使って行う洗顔方法
スクラブやゴマージュとよ呼ばれる「粒」を使用して、肌の表面にある不要になった古い角質を取り除く。
ピーリング剤配合の製品を使用する方法
美容成分を使って、古い角質を溶かして除去する。
拭き取り化粧水を使用する方法
コットンでお肌を拭き取るタイプ。肌の表面に残っている古い角質を取り除く効果が期待できる。

「スクラブ剤」

スクラブ剤での角質ケアは、お肌を「擦って角質を除去する」スキンケア方法なので、洗い上がりの肌の滑らかさが実感しやすいでしょう。正しい使用方法は、週に1回程度にする事です。やりすぎは必要以上に摩擦を起こし、お肌への負担になります。「すぐに肌触りの変化を実感したい」という人は、スクラブを使用したケアがおすすめです。

「ピーリング剤配合の製品」

ピーリング剤配合のスキンケアは、毎日使用可能な製品もあります。毎日使える製品は、角質に穏やかに働きかけるため、使い続けることで滑らかなお肌を実感していくでしょう。また、「古い角質を溜めない」予防ケアとしてもおすすめです。

「拭き取り化粧水」

最もお手軽な方法として、拭き取りタイプの化粧水を使う方法もあります。コットンで顔を拭き取ってから、次に使うスキンケアをつけていきます。角質だけではなく、顔に残った汚れも拭き取れるので、使い心地もさっぱりします。「古い角質を溜めない」予防ケアとしてもおすすめです。

秋のスキンケアその2:お肌の保湿ケア

秋のスキンケアでは、お肌への保湿ケアを「いつもより入念に」行いましょう。化粧水や乳液などの普段のケアを続けることはもちろんですが、以下のような「特別な保湿ケア」を取り入れることをおすすめします

保湿効果のあるシートマスクを使用する
保湿成分が浸透したシートマスクを、数分間お顔にのせておく方法
保湿効果のある美容液を使用する
保湿成分が配合されているものや、オイル状の美容液などを使用して保湿ケアをする方法

もちろん、化粧水や乳液(または保湿クリーム)などの「毎日の基本のスキンケア」は続けてください。「基本のスキンケア」にプラスして、マスクや美容液のケアを取り入れることで、保湿効果でお肌に「透明感」を感じるようになるのです。

シートマスク

美容成分を時間をかけて浸透させることができる「シートマスクタイプ」は、週に数回程度使っていきましょう。マスク後は、保湿成分が角質層に行き渡り「肌のもっちり感」が残ります。

美容液

「美容液」は、悩みに合わせたケアを集中的に行えるスキンケア製品です。秋のスキンケアでは、保湿効果に特化したものを選んで朝晩続けていきましょう。保湿効果でお肌に透明感が出ていきます。

忘れがち!秋は「UVケア」も続けよう

秋のスキンケアのポイントは「角質ケアと保湿ケア」でした。ですが秋は、紫外線量が「まだまだ強い」ということも忘れないようにしましょう。外出する際は、必ず日焼け止めを塗るようにして、日傘や帽子などで肌を守ることも大切です。

「秋のスキンケア」は化粧水と美容液を変えてみよう

秋のスキンケアは「厚くなりやすい角質」のケアして、「お肌をしっかりと保湿する」ことが重要です。今回は「すぐに取り入れられる」秋のスキンケア方法として、「化粧水と美容液」の使用方法を紹介します。

角質ケアができる拭き取り化粧水を使い、保湿効果のある美容液でスペシャルケアをする方法です。秋のスキンケアにおすすめの化粧品は、手順や注意点のご紹介後に記載しています。まずは、スキンケアの使用手順や、注意点を見ていきましょう。

拭き取り化粧水の使用方法と注意点

秋のスキンケアにおすすめの「拭き取り化粧水」の使い方をご紹介します。古い角質や顔に残った汚れが拭き取れるように、コットンを使っていきましょう。

手順

① 洗顔後の清潔な顔で行います。

② コットンに500円玉程度の化粧水を染み込ませます。コットンに乾いた部分が残らないように、全体に染み込ませてください。

③ コットンを横長にして持ち、中指と薬指にのせ、人差し指と小指で両端を挟むようにしましょう。顔に当てるときは、指に少し丸みを出すと力が抜けやすいので、お肌の負担になりません。

④ コットンを滑らせるように拭き取っていきます。フェイスラインや鼻周りも入念に拭き取りましょう。

⑤ 次に、いつも通りのスキンケアを行います。保湿効果のある化粧水は、拭き取り化粧水の後に重ねて使用することも可能です。拭き取り化粧水に保湿成分が含まれている場合は、そのまま美容液や乳液をつけたら完了です。

注意点

コットンで拭き取るときは、指の力を入れすぎないように気をつけましょう。強い摩擦は、肌への負担になります。また、たっぷりの化粧水を使用して、乾いたコットンが肌に触れないようにしましょう。

保湿美容液の使用方法と注意点

秋のスキンケアにおすすめの「美容液」の使い方をご紹介します。美容液は、化粧水の後すぐに使用していきます。製品によっては、「洗顔後すぐに使用する」ものも存在するので、製品にあった方法で使うようにしてください。

手順

① 化粧水ケアまでを済ませておきましょう。

② 美容液を手のひらに出します。形状にもよりますが、2プッシュ(スポイトタイプなら2滴ほど)が一般的な使用量です。

③ 一度手のひらで美容液を広げます。美容液が手の温度で柔らかくなり、顔に馴染ませやすくなります。

④ 手のひら全体を使って、頬や口周りから馴染ませていきましょう。擦らずに、ゆっくり広げるように動かします。

⑤ おでこや鼻周りにも広げましょう。最後は手のひら全体でハンドプレスをして、角質層への浸透を助けましょう。

⑥ 美容液の後は、肌に合わせた乳液やクリームで仕上げましょう。

注意点

美容液は、量が多かったりつけすぎたりすると、ぬるぬると滑ってしまいます。そうなると、次に使うクリームも、うまく馴染みません。製品ごとの使用量を確認して、正しく馴染ませましょう。

次の章では、秋のスキンケアにおすすめの化粧品をご紹介していきます。自分の肌に合う製品を見つけてみてくださいね。

「秋のスキンケア」におすすめの化粧水2選

秋のスキンケアにおすすめの化粧水をご紹介します。

無印良品 / 拭き取り化粧水

詳細はこちら

価格/容量
1,290円(税込)/200ml
おすすめの人
低価格でお肌に優しい製品を求めている人
特徴
  • 天然水を使用した「拭き取り化粧水」
  • うるおいを与えながら古い角質や毛穴の汚れをやさしく拭き取る
  • 天然うるおい成分の「ツバキ種子エキス」など5種類の植物エキスやアンズ果汁も配合

クリニーク/クラリファイングローション2

詳細はこちら

価格/容量
3,850円(税込)/200ml
おすすめの人
デリケートなお肌の人、乾燥しやすい人
特徴
  • 皮膚科学から生まれたブランドの拭き取り化粧水
  • 角質ケアはもちろん、次に使う製品を受け入れやすい状態のお肌に整える
  • オールスキンタイプなので、刺激に敏感で、デリケートな肌を含むすべての肌におすすめ

「秋のスキンケア」におすすめの美容液2選

秋のスキンケアにおすすめの美容液をご紹介します。

花王/キュレル 潤浸保湿 美容液【医薬部外品】

詳細はこちら

価格/容量
オープン価格/40g
おすすめの人
敏感肌の人、スキンケアがひりつきやすい人
特徴
  • 医薬部外品として認められた成分「消炎剤(有効成分:アラントイン)」が配合されている
  • ベタつかずに伸びが良いジェル状の美容液
  • お肌の保湿に欠かせない「セラミド」が配合されている

雪肌精/薬用 雪肌精 リカバリー エッセンス エクセレント【医薬部外品】

詳細はこちら

価格/容量
11,000円(税込)/50ml
おすすめの人
くすみや日焼けによるシミ悩みもあるという人
特徴
  • 医薬部外品
  • 保湿効果はもちろん、美白成分としてアルブチンが配合、美白美容液としても使える。
  • メラニンの生成を抑え、日やけによるシミ・ソバカスを防ぐ

正しいスキンケアで「秋でも明るい印象」のお肌になる

今回は、秋のスキンケアのポイントについてご紹介をしていきました。秋のお肌は「角質ケアと保湿ケア」を取り入れて、丁寧にスキンケアをすることが大切です。自分のお肌に合わせた製品を見つけて、秋でも「明るい印象のお肌」を手に入れましょう。

関連記事