春の「ゆらぎ肌」原因は花粉?正しいお手入れ方法と対策もご紹介!

 

スキンケア

昨今では、「春のゆらぎ肌」という言葉をよく耳にするようになりました。「ゆらぎ肌」は名前の通り、お肌がゆらいで不安定な状態を指します。一時的にニキビができてしまったり、肌荒れを起こしたりと、肌質を問わずに「肌が不安定にゆらいでしまう」のが特徴です。

春は、さまざまな原因が重なることで、ゆらぎ肌になりやすい季節といわれています。そこで今回は、春に多い「ゆらぎ肌」とは何なのか、ゆらぎ肌対策やおすすめのお手入れ方法までをご紹介します。正しいお手入れ方法を知って、肌荒れに負けないお肌を育てましょう。

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Kanako

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美容家/ライター。スポーツジムにて、ストレッチ・エアロビクス担当のインストラクターとして勤務。その後、大手外資系化粧品会社にて美容部員、セミナー講師などを歴任。メイクアップアーティストとしてメイクショーを全国で行い、のべ2万人を超える女性にアドバイス。一人一人のライフスタイルや肌質、好みに合わせた正しいスキンケアや製品の使い方を発信中。化粧品検定1級/アロマ検定1級保持

春に多い「ゆらぎ肌」とは?

ゆらぎ肌は、一時的に肌荒れを起こしたり、肌トラブルを繰り返したりする「肌が不安定な状態」を指します。春は、一年の中で最もゆらぎ肌になりやすい季節。さまざまな原因が重なり、肌に変化が起きやすいのです。次は、春の「ゆらぎ肌」の原因を、詳しく見ていきましょう。

春の「ゆらぎ肌」原因はストレスと花粉!?

春は、ゆらぎ肌になる人が多い季節です。考えられる理由をまとめました。

・新生活が始まりストレスを抱えやすい
・花粉が原因の肌荒れが起こりやすい
・紫外線が強くなる
・冬に使っていたスキンケア製品が肌に合わなくなる

春といえば、新生活が始まる季節。環境の変化や、新しい習慣へのストレスを抱えやすい時期です。心身に溜まったストレスは、ホルモンバランスを乱し肌荒れの原因になります。それだけではなく、空気中を舞う花粉や、強くなる紫外線も肌荒れの原因になるのです。

また、冬に使っていたスキンケア製品が肌に合わなくなって、肌荒れを起こしている可能性もあります。冬のスキンケア製品を続けて使用していると、必要以上に油分を補いすぎてしまい、ニキビができてしまいます。

春のゆらぎ肌にならないためには、正しいお手入れをすることが重要です。次の章では、ゆらぎ肌対策におすすめの方法をご紹介します。

春のゆらぎ肌対策!洗顔と保湿が重要

春のゆらぎ肌には、以下の2つのお手入れを続けるようにしましょう。

・正しい洗顔で汚れを取り除く
・肌に合わせた保湿ケアをする

ゆらぎ肌の原因は新生活のストレス・花粉・紫外線・使用するスキンケア製品とさまざまです。原因は違っていても、「洗顔・保湿ケア」を正しく行うことで、春のゆらぎ肌によるトラブル予防に繋がるのです。

洗顔で汚れを取り除くと、ニキビや肌荒れを防ぎます。さらに、肌に合わせた保湿ケアは、乾燥が原因の肌荒れを予防することにも繋がります。次の章では、春のゆらぎ肌のお手入れ方法を「洗顔・保湿ケア」に分けて詳しくご紹介します。

春のゆらぎ肌・お手入れポイントと方法

春のゆらぎ肌におすすめのお手入れ方法をご紹介します。まずは、正しい洗顔の方法から見ていきましょう。

春のゆらぎ肌のお手入れポイント【洗顔】

春のゆらぎ肌の洗顔方法は、2つのポイントがあります。

・汚れをしっかりと落とすようにする
・優しい使い心地の洗顔料を使う

春は、顔に付着しやすい花粉をしっかりと洗い流さなければいけません。さらに、気温上昇によって分泌される余分な皮脂も、取り除く必要があります。しかし、春に使う洗顔料には注意が必要です。

春のゆらぎ肌は、一時的に敏感肌になっている場合があります。洗浄力だけで洗顔料を選ばずに、肌への優しい使い心地を考慮するようにしましょう。肌に優しい使い心地の製品の多くは、パッケージに以下のような言葉が記載されています。

肌に優しい使い心地の製品特徴
  • 敏感肌用、デリケートな肌向け
  • 低刺激
  • 弱酸性
  • 無添加
  • アルコール(エタノール)フリー
  • 植物由来成分配合  など

上記の表を参考に、優しい使い心地の洗顔料を見つけてみてください。

お手入れ方法【洗顔】

① 必要以上に摩擦を起こさないために、泡洗顔をしましょう。泡は、肌とのクッションの様な役割になります。デリケートなゆらぎ肌への摩擦が軽減できます。洗顔を始める前に、手や顔を濡らしておくと泡が立ちやすくなります。

② 泡は、指の腹で円を描くように、ゆっくりと丁寧に馴染ませます。洗顔中は、肌に爪を立てないように気をつけてください。

③ 洗顔料を馴染ませていた2倍の時間をかけて、すすいでください。特に、おでこのキワやフェイスラインは、洗顔料が残りやすいです。残ったままの洗顔料は、肌荒れの原因になります。すみずみまで、しっかりとすすぐようにしましょう。

④ 洗顔後、顔に使用するタオル選びも重要です。デリケートなゆらぎ肌に直接触れるため、肌あたりの柔らかいものを使うようにしてください。また、タオルはゴシゴシと擦るのではなく、優しく当てて水気を抑えるイメージで行いましょう。

■ POINT
洗顔に使うお湯は、ぬるめの36度前後がおすすめです。熱すぎるお湯は肌への刺激になったり、必要な潤い成分まで流してしまったりします。汚れが落ちやすく、肌への刺激になりにくいのが、36度前後のぬるま湯なのです。

次は、春のゆらぎ肌のための保湿ケアについてご紹介します。

春のゆらぎ肌のお手入れポイントと方法【保湿ケア】

春のゆらぎ肌の保湿ケアには、3つのポイントがあります。

・ 浸透がよい保湿製品を選ぶ
・ 部分使いや重ねづけをする
・ 肌に優しい使い心地の製品を選ぶ

春は、気温が上昇して皮脂の分泌量が増えていきます。油分が多い保湿製品よりも、浸透がよい製品を選ぶとよいでしょう。また、春のゆらぎ肌は「Tゾーンはテカるのに、頬は乾燥する」といった混合状態になりやすいです。乾燥するパーツには重ねづけをしたり保湿が高い製品を使ったりして、顔全体の保湿バランスをとることが重要です。

デリケートになっているゆらぎ肌には、優しい使い心地の製品がおすすめ。以下の表は、優しい使い心地のスキンケア製品に記載されていることが多いキャッチフレーズです。製品を選ぶときの参考にしてください。

肌に優しい使い心地の保湿製品特徴
  • 敏感肌用、デリケートな肌向け
  • 低刺激
  • 無添加
  • アルコール(エタノール)フリー
  • 植物由来成分配合
  • 「パッチテスト済み」などテスト表記がある


次は、春のゆらぎ肌のための、正しい保湿方法をご紹介します。

お手入れ方法【保湿ケア】

① 化粧水をたっぷりとつけましょう。春のゆらぎ肌には、化粧水はコットンを使用せずに手でつけるのがおすすめです。乾いたコットンで生じてしまう、肌への摩擦を軽減できます。
化粧水は、一度両手のひらに出したら、両手を合わせて馴染ませてから顔に塗りましょう。手のひらで化粧水を温めるイメージです。肌への馴染みがよくなります。

② 必要であれば、美容液を使用します。乾燥が気になるパーツへは保湿美容液を、皮脂が気になるパーツへは毛穴ケアができる美容液がおすすめです。春の紫外線対策として、美白美容液を取り入れるのもおすすめです。化粧水と同様で、一度両手のひらに出したら、両手を合わせて馴染ませてから顔に塗りましょう。

③ 乳液やクリームで、保湿をします。肌への浸透をサポートするために、手のひらでハンドプレスをします。顔全体に塗った後、両手のひらで顔を包み込んで数秒間おきましょう。

④ 必要であれば、部分的に重ねづけをします。特に、目元や口元、頬は乾燥しやすいパーツです。乾燥していると感じるときは、少量をつけ足すようにしてください。

■ POINT
洗顔後のお肌には、1秒でも早くスキンケアをしましょう。洗顔後の肌は水分蒸発が進みやすい状態です。素早く保湿をすることで、乾燥による肌トラブルを予防することに繋がります。

ゆらぎ肌を理解して正しいお手入れを始めよう

今回は、春のゆらぎ肌の原因や対策、お手入れ方法をご紹介しました。正しいお手入れ方法を取り入れて、肌トラブルの少ないお肌を育てましょう。

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