透明感のある女性は、同性から見てもとても魅力的です。「透明感は生まれ持った美しさ」だと思っていたら、それは間違いです。透明感はメイクアップで作ることが可能だからです。
透明感を出すために重要なことは、自分に似合う色の選び方と、メイクのポイントを知ることです。この記事では、透明感メイクの特徴やコツ、肌色に合わせた色選びまでをご紹介していきます。さっそく、透明感の出るメイク方法のコツを見ていきましょう。
透明感の出るメイクに重要な【3つのコツ】
透明感をメイクで作るために、抑えておきたい3つのコツがあります。
1. くすみをカバーする
2. 血色感を出す
3. 艶感を残す
この3つのコツを取り入れたメイクをすることで、透明感のある印象に仕上げることができるのです。3つのコツは、具体的にはどうやって取り入れたらいいのか、詳しく説明していきます。
透明感メイクとは
「透明感」は言い換えれば、くすみなどの暗さがない明るいお顔の事を意味します。つまり、メイクで「くすみをカバーして明るく見せる」ようにする事で透明感が出るのです。
目の下のクマが目立つ、または顔全体が黄ぐすみしている場合は、透明感とはかけ離れてしまいます。唇が薄紫であったり、まぶたのくすみが残ったりしているお顔は、明るい印象にも見えません。
顔のくすみをカバーして、明るさを与えることが「透明感メイク」のコツになるのです。
次の章では、パーツごとの具体的なメイク方法をご紹介していきます。
透明感を出す「パーツ別」メイク方法
透明感を出すためのメイクを、パーツごとにご紹介していきます。正しいメイク方法を知って、透明感を作っていきましょう。
ベースメイク
ベースメイクは、目の下のコンシーラーと、コントロールカラー下地を使用します。目の下はクマが目立つ箇所です。必ず「目の下専用のコンシーラー」を使用しましょう。ファンデーションでクマをカバーする場合、量を重ねていく必要があります。量を重ねた目元は厚みが出て、綺麗に仕上がりません。
目の下は、目元専用のコンシーラーを別に使うことで、少量で綺麗にカバーができるのです。リキッドコンシーラーであればナチュラルな質感に、クリームコンシーラーであればカバー力が上がります。
下地は、ピンクやパープルのコントロールカラー下地を使用しましょう。アジア人のお肌には、黄みが入っていることが特徴です。ピンクやパープル色の下地は、黄みを消す補正色に最適です。顔全体のくすみを補正して、明るい肌色に仕上げることができます。
目の下のクマと、肌ぐすみをカバーすることで、透明感が作れます。
チークとリップ
チークとリップに、血色感のある色を足していきます。頬と唇はお顔の中心に位置します。そこに色を与えることで、顔全体の印象がパッと明るくなり、透明感が出るのです。
チークは、少し内側から入れることがポイントです。正面から見た時の黒目の下から、耳の付け根に向かって入れていきましょう。パウダータイプは発色が良いので、色黒さんにおすすめです。クリームタイプは自然に仕上がるので、色白さんでも失敗せずに仕上げることができます。
リップのポイントは「艶」を残すことです。リップをつけた後にはリップグロスを重ねていきます。艶のある口元は、明るさが増すので透明感が出ます。グロスが苦手な方は、リップにパールが配合されているのものを選ぶようにしましょう。
艶と血色感を足すことで、お顔が明るくなり透明感が作れます。
アイメイク
アイメイクは、くすみをカバーして艶を出しましょう。まぶたは色素沈着が原因で、くすみが出るエリアです。しっかりとカバーをするために、アイシャドウをつける前にアイベースを使用することがおすすめです。
まぶた専用のアイベース製品は、カバーだけではなく、まぶたの動きにも強く崩れにくいです。そのため、透明感のあるメイクを長時間持続させることにも優れています。アイベースを使うことでアイシャドウも綺麗に発色して、明るい印象に仕上がります。
アイシャドウの仕上げには、ラメやパールなどで艶を重ねましょう。艶がある目元は明るく見えて透明感がアップします。ラメやパールは、まぶた中央に少量のせるだけでも効果的です。
透明感メイクは色選びが大切!肌タイプ別のおすすめ色は?
透明感をメイクで作る場合は、肌タイプに合わせた色選びも重要なポイントになっていきます。お肌色は、大きく2種類のタイプに分かれると言われていて「ブルーベース」と「イエローベース」があります。
自分の肌タイプに相性の良い色は、肌を引き立てて自然な透明感を出してくれます。まずは、自分の肌タイプを知って似合う色を見つけていきましょう。
肌タイプの見分け方
自分の肌タイプを見分けるには、いくつかの方法があります。簡易的に確認ができる、いくつかのポイントでご紹介していきます。自分が2タイプのうちのどちらに当てはまるのか、チェックをしてみましょう。チェックが多くつく方が、自分の肌タイプであるといえます。
ブルーベースタイプ
□ 血管の色が青や青緑がかっている
□ 唇の血色が薄く、青みがちの薄いピンクである
□ 日焼けをすると赤みが出やすい肌質である
イエローベースタイプ
□ 血管の色は緑や黄緑がかっている
□ 唇の血色が肌色に近いか、オレンジよりである
□ 日焼けをしたら黒くなる肌質である
自分の肌タイプは見分けることができましたか?肌タイプ別におすすめの色を紹介していきます。色選びをする時の参考にしてください。
透明感の出る色:ブルーベース肌
ブルーベース肌さんにおすすめの透明感が出る色は、青みがかったカラーです。例えば、チークやリップにはレッドピンクやローズピンク、ベージュピンクを使うようにしましょう。アイシャドウには、薄いパープルやライトブルー、パステルピンクも似合います。
反対に、ブラウンやオレンジ系は色が強すぎるため浮いてしまったり、くすんで見える原因になってしまいます。
透明感の出る色:イエローベース肌
イエローベース肌さんにおすすめの透明感が出る色は、黄色みがかったカラーです。例えば、チークやリップには明るいオレンジやコーラルピンク、コーラルベージュを使うようにしましょう。
アイシャドウには、ライトグリーンやイエローなどの温かみがあるカラーが似合います。ブラウン系アイシャドウもよく似合いますが、透明感を出したいときは茶色系は避けましょう。カラーシャドウ以外を使いたい時は、黄色よりのベージュか、ゴールド系を使うことがおすすめです。
笑顔が引き立つ「透明感メイク」で出かけよう♪
透明感をメイクで作るためには、くすみをカバーして明るく見せる事が大切でした。少しのコツと、自分に合った色選びで透明感は作れるのです。
メイクアップの本当のゴールは、華やかに着飾るためではありません。メイクをすることで、自分自身に自信を持ち、日常を少し豊かにするためのものなのです。自分に合ったメイク方法で、自信を持って笑顔で出かけましょう。